私は百貨店で化粧品の販売をしているため、１日中ヒールで立ちっぱなしです。 私の知人に先生の施術に通い外反母趾が良くなった人がいて、その人を通して先生とお会いすることができました。外反母趾の研究家ということは知っておりましたが、私は外反母趾とは全くの無縁と思っておりましたので、まさか自分がこのような体験談を書いてほしいといわれるとは思いもしていませんでした。 私はこういう職業柄、腰痛持ちの上、めまいは当たり前のようにあり、また頭痛がひどくて時には吐くことさえあるような状態だということをお話しました。これは私にとって、いつものことでしたのであまり深くは考えていませんでした。そうしましたら私の足をみて「指上げ足」だとおっしゃいました。さらに、その足でヒールを履き続けている為、腰と首に負担がかかり骨が変形してこのような状態にあるのだとご説明してくれました。そして、この「指上げ足」で歩いているからふくらはぎや太ももに負担がかかり、太くなっているのだと教えてくれ、足裏のバランスを整えるテーピングをしてくれたのです。私は、５年前まではかなりスリムな方で身長も１６２ｃｍあり細いことが自慢だったのですが、ここ数年の間に少しずつ太りだし、特に下半身がジーパンを履くとパンパンになり気になって仕方がなかったのです。体重にして一番細いときより５ｋｇは増えていました。先生は、腰痛やめまい、肩コリを改善するには足裏のバランスを整えることだとおっしゃるので半信半疑ながらに、先生の言うとおり仕事をするときもテーピングの原理が編みこんであるストッキングを履き続けてみました。仕事上なかなか先生のところには通えない為、とにかくテーピングのストッキングを毎日履いてみたのです。 ３週間位したときに、ＶＩＰのお客様がお店にいらして私を見るなり、「やせたみたいだけど何をしたの！？」と突然聞いてくるのです。自分ではあまり気付かなかっただけに、「エッほんとですか？」と確認してしまったくらいです。月に１回しか通院できなかったので２ヵ月後にまた先生のところに行った時、先生からも「痩せたね～」と会うなり言われたのにはとても嬉しかったです。たしかに、不思議なくらい足と体のむくみが取れてきて、体が引き締まってきたのです。仕事上、常にお客様の目がありますし、またお洒落にも気を使っているので、ボディラインがよくなったということはとても嬉しいことです。また２０代の頃の感覚に戻れるくらいです。 やせることばかりを気にしていた私ですが、ふと気付くとあれほどひどかっためまいや頭痛による吐き気がかなり少なくなってきていました。そして、腰痛も忘れていたくらいです。いつも通りの日常生活で、テーピングのストッキングを履き続けるということをしただけで、これほどまでに体が変わるものかと改めて足裏のバランスの重要さを教えられました。私の同僚もみんなヒールやパンプスでの立ち仕事で、体は若くてもボロボロです。今は、この良さを先生に代わって周りのみんなに伝えさせて頂きます。 めまいや頭痛を起す人のほとんどに、外反母趾や指上げ足があり重心がかかとに集中しています。重心がかかとに集中している足でヒールなどを履いて立ちっぱなしの仕事をしていると、足裏からの過剰な衝撃（突き上げ）が首に繰り返され、変形させてしまうのです。変形した首の骨が周りの神経を圧迫し、めまいや頭痛・肩コリが起きるのです。 足が悪いと女性は、首から変形してきます。また、男性は腰から変形して、それぞれの症状が起こってくるのです。悪い足で長年過ごしていると、この両方の症状が起ってしまいます。最近増えているパニック症もめまいや不整脈が伴い、自律神経が上手く機能しないのです。 この方の場合、足裏のバランスを整えたことにより土台となる足裏が安定したため、それに伴って首も安定し、めまいや頭痛もおさまってきて、更に自律神経の働きも安定してきたのでホルモンのバランスも整い、体の代謝機能がスムーズになって全体的に痩せてきたのです。つまり、正常な元の体型に戻ってきたのです。 悪い足と首の変形、その先にある頭痛・肩コリ・めまいをはじめとする自律神経失調症状との関係を理解していくことです。