「夕方になると脚がむくむ」「脚がだるい」「足が冷えて仕方ない」というのも女性に多い悩みです。 このような方は、外反母趾や浮き指（指上げ足）・扁平足があり、足裏が不安定になっています。この足裏の不安定を補うため、すねやふくらはぎに余分な力が加わり、筋肉が疲労して硬くなって血管を圧迫しているのです。そのため、血液を心臓に送り返すポンプ作用が働かず、下半身に血液がうっ血して脚のむくみと共に足が冷えたり、だるくなってしまうのです。 また、２つ目の原因として、長時間のデスクワークをすると、大腿部の後面（太ももの後ろ側）が椅子に圧迫されるため、血行不良となり、むくみをよりひどくしてしまいます。 そして、３つ目の原因は、外反母趾や浮き指・扁平足の人は、足裏の免震機能（クッション作用）が低下しているため、歩く度に発生する地面からの突き上げを足裏で吸収できず、腰に繰り返し伝えてしまい、腰椎の変形と共に坐骨神経を圧迫された状態になり、むくみの原因になってしまうのです。従って、脚がむくむ人は、『腰痛』を伴っている人が多いのです。 自分でできる解決方法として、疲労して硬くなったすねやふくらはぎの筋肉をすばやくゆるめるために、『脚すっきり枕』を用いて約１０分程正座します。簡単にアキレス腱の緊張を緩める方法です。 もう一つは、テーピングやテーピング靴下で足裏のバランスを整え、足の指をよく使って歩き、足底筋群を発達させることなのです。足底筋群の発達と共にポンプ作用が高まり、うっ血した静脈をスムーズに心臓へ送り出すことができるので、脚がむくまなくなってくるのです。