お悩み

産後、増えた体重が戻らない！近年急増する産後うつとは？

もともとのお母さんの体格にもよりますが、女性は妊娠することで5～15kg程の体重増加が見込まれます。 妊娠中は赤ちゃんのために必要だった栄養分も、産後は供給する必要がなくなるので、通常であれば妊娠前の状態に戻るはずです。 しかし、産後に元に戻るどころか、出産を境にますます体全体が膨らんだように太ってしまう、あるいは逆に痩せすぎてしまうケースもあるのです。 また、出産後は大きく膨らんだお腹が出産で一気にしぼむので、妊娠線が出ていた部位などは特に産後、たるんだような状態になってしまいます。 また、重要な問題として「産後うつ」があります。 女性は出産を機にほとんどの場合、自宅で24時間赤ちゃんと過ごすという環境になるのですが、急激に気分が落ち込んだりしてしまうお母さんが急増しているのです。 なぜ、産後うつになる人とならない人とに分かれるのでしょうか？

原因

足裏の不安定が原因となる体のゆがみにあった！

近年、ライフスタイルや地域社会のありようが変化し、ますますお母さんたちの負担は増すばかりです。 しかし、産後うつはそれが第1の原因ではなく、もともと足と首に異常がある人が、妊娠・出産で体のバランスが急激に変化し、頸椎1番と頭蓋骨の接続部に炎症や歪み・ズレ・変形が起こり、自律神経失調状態になることが多く考えられるのです。 妊娠中の女性は、赤ちゃんの成長と共に少しずつ体重増加していくため、徐々に増えていく体重＝重力とのバランスを保とうとする働きが起こります。お腹が大きくなるに連れて、腰椎が反り腰状態になるので、腰痛の原因にもなります。 臨月をむかえ、やがて出産とともにそれまで体にかかっていた重力の負担から体全体が一気に解放されるため、ここで無意識に急激な姿勢の変化が起こるのです。この急激な姿勢の変化で、バランスを保とうとするため、母体に様々な悪影響がでるのです。

産後太り

分娩時に骨盤(恥骨)は開きますが、もともと外反母趾、浮き指、扁平足などで足裏が不安定な人は、指がふんばれないため、「ねじれ歩行」となり、股関節の外側にあたる大転子が外側にずれて、既に骨盤にもゆがみが生じている場合が多くあります。そのため、ゆがみがより多く出てしまうのです。 足裏の不安定を上部のお尻やももなどで補うため、余分な筋肉が発達し、疲労しないように脂肪を蓄えて次第に太くなるのです。特に、腰まわりやお腹まわりに脂肪の付着が繰り返されてしまうのです。 もともと足裏が安定している人は、出産で一時的にアンバランスな状態になったとしても、重力との調和をとりやすいので、出産で開いた骨盤も引き締まり、体重が自然と妊娠前の状態に戻っていくのです。

産後うつ

妊娠中にお腹にかかっていた負担から、出産で一気に解放されると、産後、急激に体のバランスが変わります。急激な姿勢の変化に対して、バランスを保とうとするため、特に上部にあたる首に負担がかかりやすくなるのです。もともと、外反母趾や浮き指・扁平足など足裏が不安定な人は、産後の急激な姿勢の変化を首で補いやすいのです。首に負担がかかり痛めると、自律神経が誤作動を起こしやすくなります。 急激な姿勢の変化に対応するため体が疲労し、それを過食で補おうとするため、産後太りとなります。また、逆に、出産後に激やせしてしまう人もいますが、いづれも首を痛めると自律神経の誤作動により、中立を保てないため、痩せすぎてしまったりするのです。 更に、首を痛めているため、「産後のうつ」状態になってしまうこともあるのです。こういった人は、もともと首こり・肩こりがあり、それに伴い、頭痛・めまい・胃腸障害・冷え・むくみ・不眠などに悩んでいる人が多い傾向にあります。 産後太りで悩んでいる人や、産後うつになったことのある人の足を調べてみると、同じように外反母趾・浮き指・扁平足などが見られるのです。 産後太りで体重増加してしまう人と、ならない人の差は何なのか？ 産後うつになりやすい人と、そうでない人の差は何なのか？ いずれもその差は、『足と首の異常』にあったのです。

対策法

足裏と股関節をしっかりサポート！首のケアも大切！

産後ダイエットには、「いかに自宅で育児をしながらケアするか」ということが重要になってきます。 まずは、「カサハラ式テーピング法」か「3本指テーピング靴下」で足裏のバランスを整え、体を安定させましょう。 お尻やももを引き締める場合は、足裏のバランスを整えたうえで、「腰のサラシ無重力療法」もしくは「専用・小尻ベルト」で、股関節の外側に位置する「大転子」をしっかりとサポートします。外側にずれた大転子が正常な位置に近づくと、その上の骨盤や腰椎のバランスも自然と整ってきます。 また、産後うつ状態のケアで重要なのは、上記と同様に、不安定な足裏のバランスを整えることと、上半身と下半身をつなぐ「大転子」をしっかりサポートして体を安定させます。 同時に、「専用の首サポーター」で重い頭の重さを支えて、首への負担を軽減させることで自然治癒力を発揮させます。 また、「ドッグブレス呼吸法」で、酸素を多く取り入れて体の隅々までいきわたらせることが必要です。血流がよくなると、体の緊張がほぐれて、自律神経も安定するのでとても有効です。

施術で治す

産後太りで悩んでいる人は、体型の変化に伴って腰痛・肩こり・首こり・冷えなど健康面でも問題を抱えているので、産後ケアメニューでは、健康行為の3原則 【1.バランス　2.血行　3.補強】にそった施術を同時に行い、自然治癒力を最大限に発揮させ、産後ダイエットをサポートします。

自分で治す「セルフリメディ」

足裏のバランスと大転子を整えて産後太りを解消！

• 産後の体型を引き締めるポイントは、開いた骨盤や恥骨結合部を正常な状態に戻すために、骨盤の土台となる「股関節」（大転子）をしっかりとサポートすることが大切です。
• 外側にずれた大転子（股関節の外側に位置する）をサポートし、恥骨結合部と骨盤のバランスを整えることで、お尻ともも・おなかを引き締めます。

股関節ベルト

３本指テーピング靴下

• 女性はもともと出産という役割があるため、筋肉が弱く、関節も浅く造られています。そのため、重力の負担を男性より多く受けてしまい、女性は体がゆがみやすいのです。特に、体の土台となる「足裏」に外反母趾・浮き指・扁平足があると、ゆがみがより大きく出てしまいます。産後の骨盤のゆがみや体型崩れが多く出てしまう人の多くに、既に妊娠前から土台となる足裏に外反母趾・浮き指・扁平足があり、股関節・骨盤などにゆがみがあった場合が多く見られます。
• 従って、産後のケアのポイントとして、ゆがんだ股関節・骨盤のバランスを整えると共に、土台となる足裏のバランスも整えることが大切です。指を使って歩くことで下半身への負担を軽減させ、引き締めます。

※足裏バランスを整える『3本指テーピング靴下』はこの他にも豊富なラインナップを取り揃えております。「３本指＆２本のテーピング機能」は共通となっておりますので、お好みの丈や素材でお選び頂けます。

インソール

• 外反母趾や浮き指・扁平足で指が踏ん張れないと、重心がかかとに片寄るため、足裏の免震機能が低下し、歩くたびに「過剰な衝撃とねじれ」を繰り返し、ひざ・腰・首など上部に伝えてしまいます。この悪い歩き方により、体の痛みや不調を起こしてしまうのです。
• これを防ぐために、テーピングやテーピング靴下で足裏のバランスを整え、更に履物には衝撃とねじれを吸収無害化する『免震インソール』で、クッション性を高めて体を守ることも大切です。

首用サポーター

ゆがんだ体を整えるエクササイズ