M.M(27歳 事務職)

タコが厚くなってくると痛むので、始めの何年かは自分で削っていましたが、小指のところにできたタコは触るのも痛くて削れなくなり、
整形で削ってもらいましたがすぐに同じようにできてしまうという繰り返しで悩んでいました。小指のタコは硬くなると小石みたいになって、角度によりズキーンとした激痛が走ります。その内、薬指と小指の間にもタコができ始め、やっとの思いで通勤し、仕事中靴を脱いでいないとおさまらないようになっていました。
私の悩みを心配してくれた友人が、外反母趾で有名な先生がいると教えてくれました。私は中学生の頃から外反母趾はありましたが、遺伝的なものかと思っていましたのであまり気にしていませんでした。ただ同じ足のトラブルのことで何かわかればと早速インターネットで調べてみましたら、先生のホームページをすぐに見つけられ、そして私の悩みのタコのことも出ていたのです。自分と同じトラブルそのものでしたので、これだと思い早速伺ったのです。
先生に最初の時、「タコは素人でも削れる。再発させないようにするのがプロの仕事だ」と言われた言葉がとても心に響きました。そして、タコの出来る原因を知り、その原因を取り除く方法をきちんと教えてくれたのです。私の中学生からの外反母趾が影響して指と指の間にもタコができてしまったようです。そして、テーピングやテーピングの靴下、専用サポーターなどで足裏のバランスを整えることを6ヶ月ほど続ければ、再発しなくなると教えて下さったのです。
施術の中で先生は、タコを削って足裏のバランスを整えるテーピングをして下さいましたが、その時私は初めて指が開いたこの足裏が正しい状態だということを知りました。なぜなら、雑誌などのモデルさんを見ていてパンプスにあった細長い足裏がきれいな足裏とイメージしていたからです。そして、先生がしてくれたテーピングで歩くと痛みがないし、また足の指が踏ん張っていることが実感できました。この時、私はタコの悩みを解消できる希望が持てたので、とにかく先生の言うとおり6ヶ月の目安を目指して続ける決心をしました。最初のうちは、テーピングを外すとまた痛くなってしまうので自分でも毎日、テーピングやテーピングの靴下を使い分けて続けました。その間もやはりタコができては削ることを4回ほど繰り返したのでちょっと心配になりましたが、
5ヶ月目になった頃からタコができなくなったのです。その頃から足の指に踏ん張る力がついてきたようで、ディズニーランドで1日中歩き回っても全く痛くなく、今までのタコの悩みなどすっかり忘れて楽しめたのです。

半年が過ぎた頃、久しぶりに会った友達から「痩せたね」と真っ先に言われました。体重計に乗ると自分の体重にショックを受けるのでずっと測っていなかったのですが、最近どうも洋服のウエストがゆるくなった気がしたので、思い切って体重計に乗ったら今まで56kgあった体重が52kgになっていたのでびっくりしたのです。無理に
食事制限をするのでもなく今まで通りの生活でしたので。ただ、
ひどい便秘症がいつの間にか改善されていたことです。
早速、先生にも痩せたことを話しましたら、よくあることだと言われました。足裏とダイエットが関係あるあとは思いもしなかったのですが、確かに先生の本に書かれているメカニズムを読んでみるとよく理解できます。
現在も月に2回通っていますが、ずっと悩んでいたタコ、そして便秘症、首と肩の凝りなど、今まであたりまえのようなトラブルが改善されたので、体がとても楽になることを実感し、健康のために続けているのです。
先生のお陰でこんなに良くなり、これからもお願いします。
笠原巖先生のコメント

タコの原因は打ち付けられたり、圧迫されることから中の骨を守ろうとする防御反応のひとつとして、角質層を厚くするのです。タコの細胞はその防御をずっと覚えているので、足裏のバランスを整え当たらなくすることで、防御反応を起らなくすると再発を防げるのです。それには6ヶ月前後の日数が必要であり、その記憶が消えるまで3~4回タコを削る必要があります。
タコができている人は足裏のバランスが崩れているのですから、足裏のバランスを整えて正しい歩行が根本療法となります。また、足裏のバランスを整えておくと歩きたいという意識も起り、歩行時間が増すのと同時に、その運動量は骨格や姿勢に合った良質の筋肉をつけることにより、基礎代謝量も高まりダイエットにつながるのです。足裏のバランスを整えてから、できるだけ歩くようにすると誰でも自然に痩せてくるのは当たり前なことなのです。
Mさんの場合も、足の痛みが消えることで今までのストレスを解消するかのように歩くことが増えるのですから、
結果的に姿勢も良くなりダイエットにつながることは当然のことなのです。