A.M(23歳 事務職)
以前から外反母趾が気になっていましたが、長く歩いた時だけ痛む程度で痛くなったり、よくなったりを繰り返していました。前から、一度専門のところで見てもらおうと思っていましたが、行く機会もなくまたどこへ行けば良いのかわからず、気になりながらも何年か過ぎていました。
今年の春先にサンダルで出かけることがあり、その前の日の夜足にマニュキアを塗ろうとした時、
親指がかなり曲がっていることに気づいたのです。半年前を思い出してみても急に曲がってしまったように思えました。慌ててインターネットで専門院を探したところ、笠原先生のところに行き当たりました。いろんな雑誌や通販カタログのサポーターのところに、先生の顔写真が出ているのをよく見かけたので、なんとなく安心ができ行ってみることにしました。
先生はまず
外反母趾の原因とどの位の期間で治るかを説明してくれました。それから何も言わないのに、突然外反母趾があると無意識のうちに指を上げて歩くから、すねやふくらはぎに余分な力がかかるため足が太くなると言われました。私の容姿を見て先に言ってくれたのだと思いますが、実は足が太いのも悩みの1つでした。私は、高校を出てすぐ会社に勤め、お客様の所に出かける外回りの仕事が多かった為、外反母趾が痛くなるときまってすねがパンパンに張って、むくんでいたり脚が太くなって重く感じていました。外反母趾のことで来たのに思いもよらない指摘に何と返事をしたらいいのか分からず黙ってしまいました。
治療は足の裏と肩と腰へ電気をかけた後、先生には何も言っていないのにやってもらいたかったところと、凝っているところを全て治療してくれました。足の裏とふくらはぎに強烈なマッサージ器をかけてもらったせいだと思うのですが、家に帰ってきてからもいつまでも足がポカポカと暖かく、そしてとても軽くなり、何年振りかでぐっすりと深く眠れました。
1ヶ月くらいで足の痛みはすっかりなくなりました。それと同時に、パンパンに張っていたすねの張りやむくみもなくなり、すねを押してみると柔らかくなってきたことも分かりました。
そして、先生がおっしゃった「足が細くなる」という言葉の意味がなんとなく理解できたのと、何より肩凝りや頭痛がなくなり、治療を受ける度に疲れが取れていくことで体がとても楽になっていくのを実感し、週1回のペースで通院していました。3ヶ月が過ぎたとき、自分の足の太さを計ってみたら3cmも細くなっていたのです。更に、体重もずっと52kgだったのが、49kgになっていました。私の場合、食事制限をするようなダイエットは長続きしないので諦めていたのですが、
今までと同じ生活をしていて体重が減ったのには驚きでした。その間やった事といえば、治療でやってもらったテーピングを外した後は、テーピングの代わりになるという3本指のテーピング靴下を履き続け、グーパーリハビリ運動をしていただけでした。
そして、先生が私の足を見ただけで「足が細くなりましたね」と気づいてくれたことが、更にうれしくて実はと報告したのです。すると、先生は「足裏のバランスを整えて歩けば、誰でも足が細くなるんです。そうなる人たちが多いんですよ。」と言われました。また「このことが世の中に知られていないので残念」とも言っていました。
外反母趾がきっかけで行ったのですが、足が良くなるだけでなく、疲れにくくなり身体も引き締まって本当によかったと思います。今では、この3本指のテーピング靴下は脚やせの秘訣で絶対に手放せません。
笠原巖先生のコメント
外反母趾の人は足指の力が弱いので、つまづかないように無意識のうちに指を上げて歩き、指の付け根で歩く癖がついてしまいます。親指の付け根に体重や地面からの突き上げが繰り返されると骨が変形し、痛みと共に親指が急に曲がってきます。この
痛むときが曲がる時なのです。ですから、
外反母趾はできるだけ早く足裏のバランスを整える治療が必要なのです。遅ければ遅いほど治りが悪くなり、何よりも首や腰まで悪くなってしまい本当の病気になってしまう人が多いからです。
また、この指を上げて歩く癖はすねやふくらはぎに余分な負担が繰り返しかけることになり、
脚ばかりでなく上半身も太らせてしまうのです。細かい説明は本文中に書いてありますので省きますが、土台から見ていく、人間なら足裏から全身のバランスを整えていくことが外反母趾やダイエットに効果があるのです。
A子さんの場合は足裏から全身のバランスを整える整体と、テーピングを外した後は専用のテーピング靴下で、常に足裏のバランスを整えた上でよく歩いたということが自然のダイエットにつながったのです。