以前から肩や首が凝ることが長年の悩みでした。パソコンや机上の仕事でしたので職業病とあきらめていました。しかしある夜突然、首に激痛が走り右も左もむけなくなってしまったのです。近くの接骨院にかけこんだところが笠原先生のところだったのです。 首の痛みを訴えると先生はなぜか足を見せていただけますかとおっしゃいました。 私の足は親指・小指共に内側に倒れ、指上げ足だったようです。特に痛みもなかったので気にもとめておらず、足裏から全身を診ていくことにとても驚きました。その後、なぜ足裏の指のつけ根にたこができているのか、下半身太りや足裏の不安定が首に痛みを引き起こしたメカニズムを丁寧に教えてくださいました。足裏のバランスを整えてそれらをすべて改善しましょうとの言葉に今までの悩みが解決できるのかとうれしくなりました。 その後、二週間に一度通院し足裏のバランスを整えるテーピングをして頂きました。特にダイエットをしたつもりもなかったのですが気がつくと下半身が細くなっていました。肩こりや首の痛みも解消され、ダイエットもできて足裏バランスを整えることがどれほど体にとって重要なことなのかを知ることができました。 現在は健康のために自分でテーピングをしています。五本の指が地面に接地してとても気持ちがよいです。これからも続けて生きたいと思っています。 その人の足と立ち姿勢を見れば、体のどの部分にどんな症状が出やすいか、足の専門家なら誰でも見抜くことができます。足裏は人間の土台ですから、この土台から上を見れば頚椎や腰椎の歪み、それに加えた圧迫による変形が予測できるのです。そのメカニズムを患者さんにわかり易く伝えることが何よりも大切な仕事なのです。 医師や専門家が分からなかったり、メカニズムを伝えられないと対処療法になったり、気休め、癒し的な行為で終ってしまうのです。患者さんは痛くなったり、自律神経の不調が起こる本当の原因を知ると本能的に自らこれを防ごうとしたり、原因を取り除こうとします。これが治療には欠かせないのです。あとは、日常生活の中で自分で気をつけるポイントを教えてあげれば、良い結果を出すことができまたそれを維持できるのです。 また、足先の冷えは足の横幅を形成している中足関節（横アーチ）が緩んでしまった事が原因ですから、この中足関節をテーピングや３本指のテーピング靴下で締めておくと、縮こまったり浮いていた足指が伸びて正常な形になるため、足先への血行が戻り温まってくるのです。 人間の土台となる足裏のバランスを整えて歩けば、姿勢や血行も良くなり、運動量も増す為基礎代謝量が上がりダイエットにつながることは、ごく自然なことなのです。