首が悪いと、頭痛・肩こり・首こり・めまい・冷え性・便秘や下痢・不眠などの自律神経失調状態やうつ状態まで様々な不調を引き起こします。それは、自律神経の誤作動によって起こります。 では、なぜ、自律神経が誤作動を起こすのでしょうか。それは、首の後ろにある頸椎１番と頭蓋骨の接続部、つまり首の上部と頭のつながっている部分にゆがみや変形などの異常が起こるからなのです。 そして、この首の異常が起こる最大原因は、人間の土台である足裏の不安定にあったのです。外反母趾や浮き指・扁平足・タコ・巻き爪など足裏の異常があると、重心がかかとに片寄り、左右差も起こるので足裏が不安定になってしまいます。この足裏の不安定を補うために、首にゆがみが起こるのです。更に、重心がかかとに片寄っているので免震機能が低下し、歩くたびにかかとからの過剰な衝撃が首に繰り返されてしまいます。これが日常の歩行で繰り返されるため、次第に首のゆがみと変形を大きくして首を痛めるのです。 首の異常は、周囲の筋肉を緊張させ、首こりや肩こりを起こし、同時に自律神経を圧迫・刺激して誤作動を起こしてしまうのです。まさに、首は急所なのです。 これまで、足は「足」、体は「体」と別々に考えられてきましたが、それは誤りだったのです。「足と体は一体」なのですから、土台となる足裏から全身のバランスを整えることが必要不可欠です。 テーピングやテーピング靴下で足裏のバランスを整えると共に、首の異常が著しい場合は、首の専用サポーターで頭の重さを支えて首への負担を軽減させることが自分でできる解消法です。