N.K(32歳 事務職)
私は事務職で
ほとんど1日座りっぱなしのことが多いのですが、夕方になると
ふくらはぎや足首がパンパンになりむくんでだるくなる毎日でした。会社の制服もあるため、靴もパンプスを履いていますが午後になるともう脱ぎたくて仕方がない状態です。更に、
夏場でも足先が冷たいのも悩みでした。
そんな時、インターネットで「脚のむくみの解消」を探していたところ、先生のホームページにたどりつきました。
足のむくみの原因が、足裏の歪みにあるとのことで不安定な足裏の例がいくつか出ていました。そういわれて見れば、確かに私の足は外反母趾ではないけれど、足裏の指の付け根がタコのように分厚くなっていました。また、最近パンプスを履き続けるためか親指が少し内側に曲がってきたように感じていました。でも、外反母趾ではないし特に足も痛くないので全く足裏のことは気にもしていませんでした。
今までもリフレクソロジーなどにもよく行きましたが、その時はとても楽になるのですがまたすぐにむくんでしまいます。そんなことから、とにかく脚のむくみが改善できればと思い伺ったのです。
最初に先生は私の足裏を見て、
足の指を踏ん張って歩いていないのが原因でむくみがひどくなっていることを分かり易く説明してくれました。
浮き指といわれる足だったようです。その解消法は、足裏のバランスを整えて歩くことと、グーパー運動をすることと教えて頂いたのです。 先生の施術の中で足裏のマッサージ器を足から全身にかけてくれたのですが、終った瞬間全身が、特に足がとても軽くなったことに驚きました。それ以来すっかり私はこの足のマッサージ器を使った施術が気に入ってしまいました。
2週間に1回くらいの割合で通い、毎日自分でもテーピングの代わりになるストッキングを履いて仕事をしていました。テーピングをしてもらったり、また自分でテーピングの靴下を履いたりすることで、今まで足先がいつも冷たかったのがいつのまにかポカポカと暖かい足になっていました。そして、通院して
3週間を過ぎる位から少しずつ体重が落ちてきたのです。無理して食事制限をすることもなくいつもと同じ生活です。ただ体が疲れなくなったため、今までのちょこちょこ取っていた間食が減りました。2ヵ月を過ぎた位には5kgも落ちて、今まで11号だった制服が9号サイズになったのです。
足のむくみも改善し、おまけに足先の冷えとダイエットまで一緒にできてしまい、とてもうれしいです。今では、このテーピングタイプのストッキングがOLの私には必需品です。
笠原巖先生のコメント
なぜ脚がむくむのか、その本当の原因を知り、そして根本治療をすることです。
足がむくむ原因にはいくつかありますが、最大の原因は
「指上げ歩き」つまり足指が地面に接地しない浮いた状態の悪い歩き方なのです。指上げ歩きは足指が浮いているので足裏の面積が狭くなり、重心が踵に片寄ってしまうのです。足裏が非常に不安定な状態です。
足裏が不安定になると、人間は本能的にこれを補おうとして、
すねやふくらはぎに余分な力を入れるため負担がかかってしまうのです。すねやふくらはぎに余分な負担が加わり続けると、筋肉が疲労するためそれ以上疲労させないように、つまりそれ以上熱を逃がさないように防御反応で固くなってしまうのです。固くなった筋肉は血管を圧迫するため、心臓に血液が戻りにくくなり、脚がむくんでくるのです。若い人では、このパターンが一番多いのです。
ですから、
足裏のバランスを整えてすねやふくらはぎに余分な負担や力が加わらないようにすることが根本療法であり、これだけで自然にむくみが消えてくるのです。この事実を知ることがむくみ解消の第一歩なのです。
また、足先の冷えは足の横幅を形成している中足関節(横アーチ)が緩んでしまった事が原因ですから、この中足関節をテーピングや3本指のテーピング靴下で締めておくと、縮こまったり浮いていた足指が伸びて正常な形になるため、足先への血行が戻り温まってくるのです。
人間の土台となる足裏のバランスを整えて歩けば、姿勢や血行も良くなり、運動量も増す為基礎代謝量が上がりダイエットにつながることは、ごく自然なことなのです。